数十年ぶりに福岡市動物園にいきました
大規模なリニューアルを行いつつある動物園はまだ私がよく足を運んだ昭和40年代の面影をのこしています
簡単な歴史を見てみました
昭和8年8月20日
昭和天皇即位御大典記念事業として東公園内に開園
・敷地:5,096坪 建設費:15万円
・飼育動物:哺乳類 65種164点 鳥類 124種500点
その他両生類、は虫類、魚類等
・動物棟:38棟
・植物:100余種
・初日入園者数:約5千人
・年間観覧人員(入園者数):約15万人
・開園日数:134日
・観覧料:大人(12歳以上)15銭
小人(12歳以下)10銭
9年より8銭
軍人(制服着用)10銭
昭和19年5月20日
戦局悪化のため閉園
(福岡市動物園の歩みから)
写真上:ドイツ・ハーゲンベック動物園を参考にして作られた東公園の動物園正門
写真下:現在も馬出小学校にのこる正門跡
昭和28年8月22日
福岡市動物園新たに南公園にて開園
・飼育動物:69種143点
・工事費:3,000万円
・動物購入費:1,000万円
・入園料:大人(18歳以上)30円
小人(4歳以上)10円
・遊技施設使用料 一人一回10円
(同、福岡市動物園の歩みから)
写真は昭和44年動物園でのひとこま
動物園の観覧車は岩田屋デパートから移設されたとの話ですが、もと福岡市民としては信じかねるものがあります。
写真左:現在岩田屋の工事現場に展示されている昭和40年代の岩田屋百貨店の写真からトリミングした観覧車
いかにも昭和30年代タイプのビニール屋根の鉄骨観覧車
写真右:屋上遊園地からプレイランドと名前を変えた昭和50年代の2代目観覧車
動物園の観覧車は岩田屋から移設(部分移設はありえる)されたものではなく、大昔の記憶では岩田屋からの寄付(金)で作られたものではなかったでしょうか?
当時の事情か分かるかたの情報をお待ちしております。
また観覧車研究家の福井優子さんに調べていただかないと・・・
今回の福岡観覧車めぐりは計9基となりました
これにて「福岡観覧車紀行」終わりです
今後もまた綺麗な福岡の観覧車写真をエントリーしたいと思います。
撮影日記はコチラから